島国の防衛線
恐らく「菜の花の沖」(司馬遼太郎著)で紹介されていて興味を覚えたのであろうが、「サハリン:日・中・ソ抗争の歴史」(ジョン・J・ステファン著、安川一夫訳)を読んだ。訳者が紹介されているように北方領土と騒ぐ割に厄介な問題と見做しているのかキチンとした発信レポートが見当たらない中、著者の探究心並びに訳者が企業勤めの最中に尽力した行為に敬意を表したい。インターネットも無い1973年発行なので、インターネットを通じて少し情報をアップデートすると終戦前沖縄に住んでいた日本人が約50万人、樺太は38万人と大きく変わらない。現在の沖縄県は147万人、そしてサハリンはロシア人を中心に46万人だそうだ。それでもロシアの極東地区では人口が減る傾向で786万人において5%と記載内容より夫々減少している。夫々の数字が争って獲得する意味を考えさせられた。