戦争と言わないうちに

軍事侵攻を開始して4年を越える中、「暴走するウクライナ戦争」(オーウェン・マシューズ著、三浦元博訳)を読み、世界の目がアメリカとイラン紛争に奪われる中、理解を深める努力をした。読めば読むほど時間と距離の認識次第であり、巧妙に「特別軍事作戦」と表現して始めたものの、10ケ月後には「戦争」との表現を使い、停戦合意すら抜き差しならなくしているように思える。アメリカのイラク侵攻もそうであるが、戦争表現を使う前に妥協点を見出せなければ近代の武器を使った果てしない戦争は国の不幸を越えて世界的惨劇に至ると考えながら読了した。

2026年06月13日