民主主義バージョンアップについて
アメリカの大統領選挙も終わり、大きく変化しそうな来年を考える意味で乱読気味ではあるが、「国家はなぜ衰退するのか」(ダロン・アセモグル、ジェイムズ・A・ロビンソン著)並びに「白い拷問」(ナルゲス・モハンマディ著)を読破した。写真は2023年ノーベル平和賞・受賞に敬意を表したが、どちらも考えさせられる書籍であった。前者は世界各国の過去300年の歴史を「制度」という視点で分析したというが、後者の宗教問題を考えると民主主義という制度もバージョンアップ無くしては将来を導く制度にはならないと考えさせられる昨今の世界情勢である。