変化への挑戦が促す、楽しく平和な世界を期待!
2024年7月26日から8月11日まで、2024年パリオリンピックが開催されている。近代オリンピックの提唱者の祖国でもあり、前回から100年ぶりとはいえ3回目の開催国・地としてフランス・パリはその存在をいかんなく発揮しているように感じる。今年の世界情勢はコロナ禍明けの国政選挙が相次ぐこともあり、予断を許さないが開会式で見事過去のスタジアムに閉じた形式からパリ・セーヌ川を活用し、街並みのみならず開放と自由の魅力を発信した。又、競技は前半戦だが東京大会から採用されたアーバンスポーツの1つスケートボードはコロナ禍明けの有観客もあり街並みに溶け込み、若い力の可能性を感じさせた。そしてデジャブのような結果として28日のフェンシング・エペ男子で加納選手が発祥の地であるフランス選手を破って優勝したことである。これは1964年の東京オリンピックの柔道・無差別級でアントン・ヘーシンク選手が神永選手を破ったシーンを彷彿とさせ、夫々が国技のような騎士道・武士道をベースとした競技であることも意味深い。最後に若さだけでない結果速報。失礼ながら、その存在さえ認知度の低いであろうが、ベルサイユ宮殿で華やかに実施された総合馬術団体で平均年齢41.5才の日本チームが「バロン西」以来92年ぶりのメダルとなる銅メダルを獲得し、多様な競技を楽しめる機会となっている。