見方の変化
日本経済新聞4月26日の春秋に当時の統一地方選挙に絡めて「夜明け前」(島崎藤村)が引用されていた。学生時代乱読の一環で手に取ったものの長編かつ時代感・土地勘への理解が乏しく途中で挫折していたが、春秋の引用に興味を覚え再度読み始めた。1/4(第一部・上)を読み終えた途中経過ではあるが、自身の変化に合わせ次のような3点からも「つながり」を感じ挫折することなく読了出来そうである。①藤村が語る当時の馬籠・妻籠の風情、それを観光資源として維持し、多くの外国人観光客にも日本の魅力として発信②舞台とする馬籠・妻籠近くの出身ながら上京し、当方の生活圏にある明治学院大学に学んだこと③関西出身の当方には京都・奈良に比べ歴史を感じさせなかった関東であるが、明治維新前後の出来事が生活圏に紐づけられている。