果たして「失敗」報道で良いのか?
民間企業として世界初の月面着陸に挑んだispace社はメディアに対し「月面着陸の完了は困難と判断した」と発表した。残念な結果だが、報道上は「失敗」という表現が目につく。果たして、この果敢な挑戦と緻密な計画を「失敗」という表現で括って良いのだろうか?例えは適切で無いだろうがコロナ明けで観客による声出し応援が解禁されているスポーツの世界における世界大会でBEST16に終わってもチーム作りの失敗といわれるだろうか?STEM教育の必要性が云われて久しいが、その受賞内容を真に理解出来る人材が少ない分野でノーベル賞を受賞すれば評価され、ispaceのような困難性が誰もが理解出来るような挑戦が一歩手前で着陸に至らなかっただけなのに、失敗の表現は残念でメディアの表現にも研鑽を期待したいと思った。勿論ispaceには今回得た経験をもとに継続的スポンサー獲得を得て、成功を期待したい。