競技から社会を「つなぐ」好機(公器)へ?

年始早々快晴の中各種スポーツで歓声に包まれた。中でも第99回東京箱根間往復大学駅伝競走は選手個々人のレベルアップ、チームとしての完成度と本当に関係者の尽力の賜物を感じさせ、昨年末のFIFAワールドカップカタール2022同様スポーツ競技そのものもさることながら社会を「つなぐ」イベントを感じさせた。贔屓の青山学院大学は箱根の上り下りに苦しみ駒澤大学・大八木監督の有終の美に道を譲ったが、東京スポーツに面白いコメントを以下のように寄せている。「日本の駅伝文化は勝ち負けではなく沿道の上り旗、大学の応援団を含めて駅伝だと思う。(規制で)だんだん駅伝文化がなくなり、見てる人が楽しくなくなる。現場サイドでは記録を上げて立派な対決になってるけど、演出部分で劣化してることに対して、僕は非常に不満ですね」今年の駅伝は色々と驚かされたが、一番の驚きは主催者である関東学生陸上競技連盟の理事長が女子学生であること。是非原監督の思いを多様な感性で100年以降の歴史に「つなげて」欲しいと思った。

2023年01月04日