分断を「つなぐ」には
第26回参議院議員通常選挙が終わったので結果は確定していないものの少し関連する感想を述べたい。米国の大統領選挙以来「分断」が云々されているが、7月8日自民党の安倍晋三元首相が奈良市内で街頭演説中に銃撃され死亡して以来、民主主義への挑戦や議論の重要性が改めて述べられている。ロシアのウクライナ侵攻は議論の無い典型的暴力による変更であるが、今回の選挙結果如何に拘らず是非日本の民主主義や議論の進め方を示して貰いたいと思う。この間、写真に掲載した「闇祓」(辻村深月著:2021年10月29日初版)を読了したが、ICTリテラシーに遅れそして年齢層に分断がある日本では、欧米に見られるような暴力が殊更に論じられるが、もっと厄介な内面的課題を孕んでいるいると感じた。