確定申告を控えて

個人としての確定申告の準備中のさなか、「なぜデジタル政府は失敗し続けるのか 消えた年金からコロナ対策まで」(著者:日経コンピュータ)を読了した。確定申告作業の度に、もう少し効率化出来ないものかと感じるのだが、読後感想として昨年9月1日にアップした「デジタル庁始動に当たり」より更に難しさを感じた。9月のブログではユーザー層をリテラシーの関係もあり多層化を提案したが、今回は提供側(即ち、政府側)について1つ提言しておきたい。デジタル庁にICT系予算を一元化しITのプロ集団500名を組織化するとのことであるが、やはり昨今のIT構築手法と行政のサービスに期待されることの乖離間を感じざるを得ない。書中にも紹介されている加古川市役所職員がオープンソースで問題解決したAPを岐阜で活用するような、行政で基本的に必要とされそうなソース開発を500名が夫々開発・公開・シェア・展開・住民の巻き込みというような展開を期待したい。

2022年01月07日