真鍋先生のノーベル物理学賞受賞に思う
米プリンストン大学上級研究員の真鍋淑郎さん(90)らが「地球温暖化を確実に予測する気候モデルの開発」でノーベル物理学賞を受賞した。その貢献に賛辞を惜しまないとともに、真鍋先生の紹介で思い出される内容が多々あった。中でも国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」に関してである。同パネルの議長を務めたラジェンドラ・パチャウリ氏は2007年にアル・ゴア氏と共にノーベル平和賞を受賞しているが、その活動で脚光を浴び始めたと同時期、NECインド法人設立のお披露目会見で同じホテルで遭遇したことを思い出した。なかなか温暖化の抑止には至っていないが、彼らの活動成果無くしては昨今の天変地異は多くのパニックを引き起こしている理解不能な状態かと思う。折角の成果を無にすることなく、早く四季を楽しめる日本を取り戻すべくアクションをとっていきたいものである。