医療現場を別角度から考える
救急精神病棟(野村進著)を読了した。定期健診や体調不良でお世話になる医療機関の一部機能であろうが、その実態に認識が及んでいなかった。2003年10月1日第一刷当時のデータで少し古いが、入院患者総数約140万人内精神病34万人と1/4を占めることに驚きを禁じ得なかった。COVID-19による医療機関の疲弊状態が取り上げられる昨今であるが、今後COVID-19による経済停滞等で精神疾患者の数は大きな問題になると予想される。直接会ってのコミュニケーションも難しい状況であるが、「つながり」方を色々考え社会の歪を産まない必要性を痛感した。