ニューノーマル時代に考えさせられる読書
COVID-19でメデイアで踊る「ニューノーマル」時代に「追いついた近代消えた近代 戦後日本の自己像と教育」(苅谷剛彦)を読了した。読み応えあるボリュームと内容であったが、自身の備忘として(又、法人のサービスや事業方向性が、そうならぬよう自戒の念を込め)次の2つを記録しておきたい。
①後発的な近代化を遂げた国々が「学歴病」にかかりやすい(ドーア1997)
・職業選抜において、教育の資格証明がより広範に利用される
・学歴のインフレーションの度合いがより早く進む
・学校教育は、本来の教育を犠牲にしていっそう試験に志向する
②エセ演繹型から帰納的思考へ
タイトルにある近代化もそうだったが、ニューノーマルもウィキペディアを見るとその使い方・言語技法(レトリック)にマジックを感じざるを得ない。