三木清 人生論ノートを思う

本日、早稲田大学で日本ビジネスコミュニケーション学会2019年度年次大会(ABCJ-2019/07)合同開催第156回次世代大学教育研究会(NextEdu-156)に参加した。テーマ「観光開発・言語景観・ホスピタリティーコミュニケーション:日本の歴史と伝統と文化を多様化する社会にいかに伝えるか」に沿った招待講演を伺っていて、三木清の人生論ノートにある「旅について」を思い出した。高校時代何度読んでも理解が異なり読破するのに苦労した書籍の1冊であるが、本日の観光資源を言語でどのように伝えるか?は近いものを感じた。昨今のインスタ流行り的な旅人には、そこにある事実確認の言語伝達が必要であろうし、長い歴史を含めた文化を求める旅人には回答の無い世界を探る言語活動が必要であろう。龍=Dragonでは無いのでは?との発表は、龍野市出身の三木を想起させるきっかけともなった。

2019年07月13日