「遅刻してくれてありがとう」読了!

2006年に赴任先のシンガポールで読んだ「フラット化する世界」、そしてインド法人立上げに毎月インドとシンガポールの往復機上で読んだ「グリーン革命」以来のトーマス・フリードマンの書籍であるが、何時もながらの幅広い知見と今後に対する推察を楽しんだ。ただ、前2冊が、まだまだ直線的(予測可能)な変化時代に、自身も色々な現場に足を運んで共感を覚えたのに対し、明らかに昨今の幾何級数的変化をICT含めてキャッチアップ出来ておらず、加えて足を運べず腹落ちし難いことを痛感させられた。事業立ち上げの多忙を理由とすることなく、人材育成事業に携わる身として、挑戦意欲を喚起させられる書籍でもあった。

2018年12月07日