慎慮(Prudence)

国際関係が複雑かつ難しくなる中、書評タイトルに興味を覚えて入手し、「外務官僚たちの大東亜共栄圏」(熊本史雄著)を一気に読み終えた。断片的な歴史認識で第二次世界大戦は軍部の暴走と思っていたが、当時の外務官僚たちの業務執行レベルに驚くとともに、路線をOneWayに導いてしまった責務も感じざるを得ない。歴史の事実をAIに掛けても適切な方向性を導き出すのは困難な仕事ではあるが、終章に引用される「国際政治」(ハンス・モーゲンソー著)で述べられている慎慮(Prudence)の理解と実践を深めたいと思った。

2026年05月21日