50年の歳月を経ての感動

東京に住む価値を楽しむべく、機会と財布が許す範囲でコンサートや展覧会に足を運ぶようになったが、昨夜は学生時代一番聴いたベートーヴェンの交響曲第7番(サカリ・オラモ指揮ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団来日公演)を聴くべくサントリーホールに行ってきた。生のパフォーマンスを楽しみながら、50年前は何故に斯様な機会を探さずレコード購入やFMからのテープコピーに時間を費やしていたのであろうか?と考えさせられた。インターネットの無い時代の地方都市生活と言い訳は出来ようが、都会生活となった仕事人時代は明らかに失われた30年の影響だと考えさせられた。最近の若者の推し活動には若干歪んだ部分も見受けられるが、インターネットの恩恵をうらやましくも思った。

2025年02月13日