外国語でのコミュニケーションに必要とされるのは、単純に文法や語彙をどれだけ知っているかではなく、実際のビジネスや生活の場でいかに効果的で適切に言語を使えるかです。
OPIc (Oral Proficiency Interview-computer) は、その言語駆使能力を客観的に測定できるテストです。
OPIcは、評価者との対面インタビュー方式でコミュニケーション能力を測定するテストOPI (Oral Proficiency Interview) を、受験しやすいインターネット基盤で実現したテストです。
英語だけでなく、中国語、ロシア語、スペイン語、韓国語の計5つの言語を評価するテストを実施しており (日本では英語のみ実施) 、多様な言語を同じ基準で評価できる唯一のテストとして全世界40カ国以上で導入されています。現在までに約60万人を超える人が受験している、外国語コミュニケーション能力評価テストのグローバルスタンダードです。
対象言語 | 英語 |
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テスト時間 | 英約60分 (オリエンテーション20分、テスト最大40分) |
出題内容 | Background Surveyを通じて個人に合わせた問題を出題 例えば、職業、レジャー、趣味、関心事、スポーツ、旅行などのトピック |
評価基準 | ACTFL※ Proficiency Guidelines-Speaking OPIc level 1~7 (Novice Low ~ Advanced Low) |
問題数 | 12~15問 (個人によって異なる) |
テストの特長 |
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評価要素 |
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OPIcは、ACTFL (The American Council on the Teaching of Foreign Languages : 全米外国語教育協会) が開発したテストです。ACTFLは、約40年間ACTFL Proficiency Guidelines-Speaking (以下、ACTFL Guidelinesと表記) を世界のコミュニケーション能力評価の基準として提供し、OPIcとOPI (Oral Proficiency Interview) の設問の開発と評価を行っています。
※ACTFLとは
1967年に設立された世界最大の外国語教育専門機関 (非営利団体) です。約1万人の教育・評価専門家や教授、小中高校の教師、教育行政家で構成されています。ACTFLは、幼稚園から大学まですべての教育課程に関わっており、世界約70の言語に対する教育と評価を提供する世界唯一の専門教育機関です。
アメリカの公教育分野で言語教育の政策策定において主導的な役割を果たしているACTFLは、企業、政府、学術機関に客観的で信頼できる言語評価システム・評価基準設定を提供する最高権威の機関であり、外国語会話の学習と評価を連携する、実用的で信頼できる評価パラダイムを構築しています。
ACTFLサイトへ(外部サイトへリンク)
OPIcは、世界的に権威のあるACTFL Guidelinesに基づいて、ACTFL公認の OPIc Rater (評価者) が、受験者のテスト結果を測定・評価しています。
OPIc Raterは、国際公認の厳格な教育・訓練を受けており、評価の信頼性を担保しています。
OPIcのベースとなっているOPI (Oral Proficiency Interview) は、ACTFLが40年間発展させてきた1対1のインタビュー形式で行われるテストで、60カ国語以上の言語で実施されています。
インタビューは、ACTFL公認のテスターとの間で行われます。テストの質問は、自分や家族、仕事、趣味、関心事、政治、社会問題など多様な話題からなっており、テスト後半では、ロールプレイを通じて、テスト言語での瞬発力を評価します。
※OPI : Oral Proficiency Interview
※iBT : Internet-based Test